そろそろ、ヘビーカバーのフリッピングやパンチングもシーズンオフ。長く使ったシンカーはシンカー内のチューブが痛んでいたり、私の場合はペグでガチガチにPEラインと固定するのでペグが抜けなくなって使えなくなったシンカーをガスバーナーで焼いてチューブを交換できます。
また、焼くことによってギラギラとしたタングステンシンカーの色もくすみ、塗装より長持ちするのでお勧めです。
かなり、昔にパンチ上田さんのブログを参考に自分でやってみて火力の足りないガスバーナーでもなんとかできているので紹介したいと思います。
チューブが少し欠けている上に、中にゴムのペグが詰まった状態のシンカー。今回は愛用のNOIKEさんのMuscle Bulletをメンテします。
タングステンシンカーを焼く
準備するものは以下
- スコップ:タングステンシンカーを載せて後で水に入れるため
- 水の張ったボール:後でタングステンシンカーを冷やすために使います。100均とかの商品でOK
- ガスバーナー:BBQ用なのでガスが余っているものでOK
あとは、スコップに乗せたままガスバーナーでタングステンシンカーを焼くと
まず中のチューブやペグが焼けて炎が上がります、かなりにおいがするので外で作業することをお勧めします。色も上記のようにくすみだしたら水の中に投入。
水から取り出すとチューブもなく、色もいい感じにくすんでます。
タングステンシンカーにチューブを通す
チューブはカンジさんのシンカーやNOIKEさんのヘビーシンカーには内径2㎜のカラミ止めパイプを使用します。穴径の小さなシンカーなどは内径1.5㎜や1.0㎜などのパイプもあるので、シンカーの穴径より「若干大きめ」のパイプを選んでください。少し大き目を選ぶとズレも少なく固定しやすいです。
ただ、もう少し耐久性の高いパイプがあれば理想なんですが・・・このあたりは純正の方が耐久性があるように思いますが、ペグはこのパイプが非常に通しやすくメリットを感じてます。
準備としては、穴径より若干大きめのサイズのパイプを選ぶので、まず先端をカッターナイフで斜めにカットします。
この時、チューブをシンカーの長さの2-3倍程度準備し、シンカーの縦の長さ<パイプを斜めにカットする長さにすると非常に作業しやすいです。
シンカーにパイプを通した後は、シンカーの裏側を5㎜程度残してカットします。
そして、残した5㎜程度の部分に瞬間接着剤を塗ってからゆっくりと先端側を引っ張るとチューブしっかり固定されます。
最後に、先端のパイプを2㎜程残してからライターで軽く炙ってから指で押さえると、パイプの先端が広がります。これでラインがシンカーの角に当たりにくくして完成です。
まとめ:
高価なヘビーウェイトのタングステンシンカーを合わせ切れでなくさないためにも定期的にシンカーのチューブ交換はおすすめです。また、タングステンシンカーのギラギラが嫌いな人もシンカーを焼くのは塗装よりも長持ちするのでお勧めです。
ちなみに、現在(2019/10下旬)にエサイチさんでMuscleBulletが半額で販売されています。とりあえず、各ウェイトが3パック補充できたのでこれで10年はフリッピング用シンカーには困らないと思うので安心です(笑)。