2019 ICASTでアメリカのUS DAIWAから新型のNEW TATULA、「TATULA ELITE」シリーズが発表になりました。しかもノーマルと「Pitch/Flip ピッチング&フリップ」仕様の2機種が発表!何気にいろいろと使えそう!っていう感じなので仕様を見ていきたいと思います。
※2019/12に先に20 TATULA SV TWが発表になりました
2020年モデルのTATULAとして日本販売もされるのではないかと思うので期待です!
※US DAIWAのWEBページより
Contents
特徴
※US DAIWAのWEBページより
Lightweight A7075 Aluminum Spool
T-Wing System (TWS)
Aluminum Frame and Aluminum Side Plate (Gear Side)
ZERO Adjuster
Laser Engraved D-Vec Logo
90mm Swept Handle
100 Sized Frame
Reengineered Magforce system to cater directly to pitching and flipping
100サイズに90mmのEVAノブ付きのハンドルと、このあたりは「へー」くらいだったんですがこれはというのが、
Aluminum Frame and Aluminum Side Plate (Gear Side)
こちら、ギアサイドのプレートをアルミにすることで剛性を上げていると思われます。軸受け側(逆側のサイドプレート)の内部もメタルにしてあるSTEEZ Aとは違いを出してあるにしても力が入っているなという感じです。
リールのスペック
重量
ノーマルのTATULA ELITEが6.7ozなので、約188g
Pitch/FlipのTATULA ELITEが6.9ozなので、約193g
19 TATULA TWより少し軽くなっています。Pitch/Flipの方ハンドルが伸びて重量は一緒ですね。
スプール径
33.9(インチ)×25.4(ミリ)÷8.1(ギア比)÷3.14=34㎜
この辺りは19TATULAと合わせてあります。
ベアリング
7BB, 1RB
一般的な感じですね。
ノーマルのELITEとPitch/Flipとの違い
WEBや動画を見る限りでは違いは以下
スプール
ノーマルがMONO: 12/150, 14/125
PITCH/FLIP:MONO: 14/100, 16/90
ノーマル側が日本で言う16LB/100m、PITCH/FLIPがTATULA SVと同じ16LB/80-90 mだと思われます。
動画のBrent Ehrlerの説明はシャロースプールにすることにより、スプールの遠心力を高めてSVのような効果があるとのこと。要はスプールが軽いということを言いたいんだと思うのですが、それほどスプールがシャローでもない気が・・・。
ハンドル長
ノーマルがMONO: ハンドル長 90㎜
PITCH/FLIP:ハンドル長 100㎜
個人的には両方90㎜でいいと思うのですが、PITCH/FLIPは力強く巻くために100㎜ハンドルを採用しているようです。さらにノブをかなり大型にしており一気に巻き取ってヘビーカバーから引き離せるとのことです。
ギア比
ノーマルが 6.3、7.1、8.1の3タイプ
PITCH/FLIPが7.1、8.1の2タイプのみ
ピッチング・フリッピング用途でノーマルギア(6.3:1)は不要との判断なんでしょう。
クラッチ
動画でも紹介されていますが、クラッチをOFFから指ではじく程度の動作でONにできるようです。キャストで使っていたらいきなりクラッチが入ってギアを壊しそうな気がするのは自分だけでしょうか・・・本当にピッチングとフリッピング以外で使うなということかもしれません。
価格:
ノーマルのTATULA ELITEが239.99ドル、PITCH/FLIPが249.99ドルなので日本での実売価格は20,000円~25,000円くらいでしょうか。シマノで言うとバンダムクラスの価格帯?でDAIWAではジリオンSVとの差別化がどうなるのかという感じだと思います。
まとめ
スペック自体は特別な感じはありませんが、アルミサイドプレートとPITCH/FLIPモデルと今までにない感じのTATULA ELITEシリーズ。2020年のフィッシングショウで公開されると思いますので触ってみたいですね。