2022年はリチウムイオンバッテリーの船検対応元年になりましたね。私も流れに乗って船検対応のリチウムイオンバッテリーでBob’s Machine Shop Japanで販売されるImpulse Lithiumバッテリーをサンプルで搭載させて頂きました。もちろんJCI(日本小型船舶検査機構)にも申請済みで、現在12V-120Ahと36V-40Ahの2機種が承認済みです。
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Bob’s Machine Shop Japan
Bob’s Machine Shop Japanさんと言えば言わずと知れた、定番油圧ジャックプレートの日本代理店さんですが、この度アメリカのImpulse Lithiumバッテリーの代理店も始められ、正式にJCIで船検対応が認められたとのこと。
ボブズマシンジャパンリミテッドはアメリカのリチウムバッテリーメーカーであるインパルスリチウム社 @impulselithium の日本代理店契約を結びました!
インパルスリチウムはブランドンパラニューク選手やランディーハウエル選手、フランクタリー選手といったBassmaster EliteやBass Pro Tourで活躍する多くのプロから1番の信頼が有るリチウムバッテリーと評価も高く、エレキや魚探で使用する際の船検にも対応可能と日本小型船舶検査機機構からの承認も得ております!
ちなみに、あまり知られていない?(自分だけ?)かもしれませんが、パワーポールに関しても日本で唯一のCERTIFIED WARRANTYの認証を取得されているディーラーさんです。

ImpulseLithiumバッテリー
詳細はBob’s Machine Shop Japan様で紹介されると思いますが、当然Lifepo4タイプの安全性が考慮されたリチウムイオンバッテリーです。
充電もかなりの高速充電対応なので、連日釣行する人にはかなりメリットあります。また実際に販売になっていろいろな特徴が公開されたら別途記事にしたいと思います。
実際にImpulseLithiumバッテリーを搭載してみた

現在2個のバッテリーを搭載しました。なんか、外観もシックなアメリカン?でかっこいいです。
構成的には、以下です。
- AC DelcoのM31MFで船外機のクランキングなど既存設備。
- ImpulseLithium 36V-40Ahでエレキ(MinnKota Ultrex 36V)
- ImpulseLithium 12V-120Ahで魚探すべて
〇エレキ用:36V-40Ah
サイズ:327×170×215mm 重量:14.5kg
定番AC DelcoのM27MFと似たサイズで、重量はめっちゃ軽いです。M27MFだと約25kgあるので、3個で75kg!ボートが約60kgも軽くできます。
また容量も基本バスボート等船外機併用なら40Ahでも十分1日持つと思います。現状数日荒れた日なども使いましたが、途中で切れることはなかったです。
エレキレイクなど、移動がすべてエレキになる場合はちょっと不明です。是非どなたか人柱お願いします(笑)
コスパの面に関しては、AGMバッテリー3個の寿命と電圧が下がりにくいメリットなどを考えるといい線では?と思います。
〇魚探専用:12V-120Ah
サイズ:327×170×215mm 重量:14.5kg
こちらもサイズと重量は同じ。
容量は120Ahの超大容量!普通魚探だけではそうそう使い切らない量ですが、最新の魚探フル装備だと・・・って感じかもしれません。厳密には少しずれますが参考の計算で
9インチ魚探:2A前後
12インチ魚探:2.5A前後
ライブスコープ系:余裕みて2A
という感じなので、例えばフル装備12インチ魚探5台にライブスコープ系2個乗せの場合
2.5×5+2×2=16.5A/時間 の消費になるので、120Ahだと7.2時間。実際にはBMSの仕様などでもう少し早く切れると思います。「夏場は12時間釣りするぜ!」って方は12インチ魚探3枚+ライブ系1台が現実的なラインかなと思います。まあ、釣りしているときはコンソール魚探をサスペンドさせておけばかなり持つと思います。
自分の場合は12インチ魚探1枚、9インチ魚探2枚、ライブ系なので8.5A/時なので、14時間は持つ計算なんで余裕です。
気になる価格は?
現在(2022年5月)段階で未定。AGMバッテリーを寿命で交換するのに比べてコスパ良いことに期待。
リチウムイオンバッテリーに変更した効果
まず、魚探に関してはクランキング用と分けられたので、「魚探でバッテリー使いすぎてエンジン掛からなくなったらどうしよう」と言う不安から解放されました。
また、船体の重量もオール鉛バッテリーから比べて70kg前後軽くなったので燃費もよくなったはず?これはNMEA2000ネットワークにエンジンつないだのが最近すぎて燃費計測は最近したため不明です。
ただ、船体のバランスは大きく変わり以前まで超スタンヘビーのBasscat PumaFTDがかなり水平姿勢に。。。結果エレキがキャビらなくなったんですが、スピードを出す全開域ではかなり船が暴れるようになりました。これは今後ガソリンの量で調整したり、大掛かりですがジャックの長さを変更したりとする必要があるかもしれません。
まとめ:
最近のバスボートはハイテク化の一歩で電力事情は鉛バッテリーでは大変なことに。エレキ用をリチウムイオンバッテリーに変えるだけでバッテリーに取られていたスペースと重量が激減します。
公式にバスボートにもリチウムイオンバッテリーが搭載できるようになったので価格は高いです検討されてはいかがでしょうか?