Lowrance(ロランス)、Humminbird(ハミンバード)などGPXファイルでWaypoint(ウェイポイント)をインポート/エクスポートできるGPS魚群探知機のデータをEasyGPSで管理・編集してみました。GPXファイルを扱える他のGarminなどの魚探でも使えると思うので、自分は試せてませんがフリーソフトなので是非使ってみてください。自分の中ではかなり使い勝手のいいWaypoint管理ソフトだと思っています。
各魚探のエクスポート手順はコチラ。
何が便利なの?
自分の中でこのEasyGPSの何が良いかをまとめると
- Waypointを簡易MAP上で選択し、編集できる。
- 簡易MAP上でドラッグで複数Waypointを選択、削除できる。
- 簡易MAP上でTrack編集ができる。
- 複数メーカーのGPXファイルをMarge(統合)できる。
上記4点なんですが、かなりWaypointやTrackを管理するうえでちょっとした使い勝手が良いと、本当にストレスなく操作できます。
以前からHumminbirdユーザーだったので、頭からHumminbirdPCを使ってしかWaypointを管理できないと思い込んでいましたが、GPXファイルなんだからもっと早くこのEasyGPSを使っとけば良かったというのが感想です。
キモとしてはMAP上でWaypointを選択・編集ができるというのが地味にすごく使いやすいです。
Waypointを簡易MAP上で操作する
実例です。
自分の南湖のWaypointをGPXファイルでEasyGPSに読み込んだ画面です。
左下が各Waypointの情報、右が簡易MAPになっています。
便利なのは簡易MAP上に表示されたWaypointをダブルクリックでアイコンなど編集できますし、上記画面のようにドラッグすることにより一括でWaypointを選択して削除ができます。
正直、古い地形を確認するためにブレイクに打ったWaypointなどを一括で削除するのに非常に便利です。
Trackを簡易MAP上で編集する
過去にTrackの機能を使ったことがほぼないくらい、GPS魚探を使いこなしていませんが、Track機能と使うことでWaypoint間に線を引くことによりストラクチャーの形状をGPS魚探のMAP上に表示できます。
例えば、琵琶湖北湖では定番の牧エリアの漁礁。今までであればこのようにWaypointを複数打って、漁礁の形を理解していたと思います。
これを各Waypointを左クリックで繋いでいくだけでTRACKが作成できます。これだけでもさらに漁礁の形状が分かりやすくなりますが、さらに細かくWaypointを打つことにより、正確な漁礁の形状が理解できます。
Trackを作成できたら左下のウィンドウで作成したTrackを右クリックして「Edit Track」を選択します。
あとは、Trackを名前を付けたり、Trackの色を編集できます。TrackはWaypointと同じGPXファイルに保存できるので、保存したGPXファイルを各GPS魚探にインポートすればPC上で作成したTrackをGPS魚探で表示できます。
試しにLowranceのElite Ti2で表示させてみました。もちろんHumminbirdでも表示できましたし、他のGPXファイルを扱うことができるGPS魚探ならすべて同じだと思います。
※2020/8/20追記
さらに超有名ラフォーレ沖の沈船を同じくtracでお絵かきしてみました。意外と沈船の外形やマストの位置関係までしっかり理解してルアーを通そうと思うと、こういった地道な努力が必要になると思っています。
EASYGPSでWaypointで大体の外形をおさえて、それに沿ってtracを作成。センターの140が沈船のマスト部です。
あとは、作成したtracを保存したGPXファイルを魚探にimportすれば完成。超簡単です。
メーカーの違う魚探のGPXファイルをMarge(統合する)
この「GPXファイルなんだから簡単に統合できるでしょ」と自分も以前思ったのですが、GPXファイルでもメーカーが違えば保存する座標フォーマットが違います。なので、例えばGPXファイルをテキスト等でひらいて座標を確認して、GPS魚探上で座標を打ち込んでもとんでもない位置にWaypointが移動したりしてしまいます。
EasyGPSの場合は以下の手順でメーカーの違うGPS魚探のデータをMargeできました。
超単純にEasyGPSを2個起動して片側のWaypointを全選択して逆側ウィンドウにドラッグ&ドロップするだけです。超簡単。
まとめ:
フリーソフトでこれだけWaypointの管理がしやすければ非常に満足しています。
ただ、贅沢言うとMAPが簡易MAPで白地図しか表示できないので、ここは有償版のExpertGPSを購入してKMLファイルなどで地図を読み込みたいところです。また、EasyGPSでも使い切れていない機能は多そうなので、またアップデートしていきたいと思います。