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2009 BASSCAT PUMA FTDを7年乗ってのインプレッション

 【長文注意!記事を分けるか考えましたがお時間ある時に読んでください。】

 以前は琵琶湖にほとんどいなかったBASSCAT BOAT。今では結構な台数が走っていると思います。以前は(今でも?)かっこ悪いバスボートの代名詞的なイメージでしたが、国内にディーラー様もイメージアップを図られていたり、性能を精一杯アピールされているように思います。

 「頑丈で」「速くて」「ラフウォーター(荒れた水面)に強い」「釣りがしやすい」と最近では非常に良いイメージで語られることが多いBASSCAT BOAT。実際、素人の自分が7年乗ってみてのインプレを書きたいと思います。

※注意:ボーター歴はほぼ20年ですが素人のインプレと思ってください。また、2009年式のBASSCAT PUMA FTDでのインプレですので他の型式のボートのイメージとは異なる可能性があります。

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2009 BASSCAT PUMA FTDってどんなボート?

  • 全長 – 20ft4in
  • ビーム – 94″
  • ボート重量 – 1825 lbs.
  • Max H.P. Range – 200-300

 マイナーチェンジが何度もされてますが基本的に2004年に発売されたデッキレイアウト違いのCougar FTD とスペックはほぼ変更されてません。つまりすでに14年間ほぼマイナーチェンジだけで作られているボートになります。当然常に改善されて樹脂材料や構造のマイナーチェンジはあっても基本設計がこれだけ変更されないバスボートはないと思っています。この辺りが私的には魅力です。

 また、PUMA/Cougarシリーズは長い間BASSCAT社のフラッグシップモデルで、Bassmasterの試合でも有名プロが選択しているトーナメントボートです。21ftオーバーのJaguarが発表されたり、2018年からLinxが発表されて一部選手がLinxに乗り換えていますが、現在でもBassmasterEliteシリーズで使用されているBasscatで一番多いのはPUMA/Cougarになります。

2009 BASSCAT PUMA FTDの良い点

走破性

 一番多く語られる特徴だと思います。実際に湖が荒れても驚くほど乗り心地はいいですし、波に刺さりません。というのも走っていてバウが下がらない、またはバウの位置を調整しやすいと言う感じで、追い波でもアクセルを調整すればよほどのことがない限り波に刺さりません。※過去1回まあまあ荒れたときに琵琶湖大橋の航路で、前をスピードの遅いボートに塞がれたときにどうしようもなく刺さった事がありますがそれ以外で波に刺さった記憶がありません。

 ただし、どうしようもない荒れ方になればどんなボートも同じなので無理はしないようにしています。結論はそこそこ白波の立つYahooの3-4m程度風の日であってもほぼ通常通りの4000rpm-48-50マイルで走れます。

造りの良さ:頑丈さ

 よくBASSCATの特徴としてあげられる造りの良さと頑丈さ。実際7年乗ってガンネルを絞め直したのはたった1回だけです。正直かなりの密度でネジではなくリベットを打たれており自分でメンテナンスできないのは残念ですがほぼメンテナンスフリー状態です。ただ、1年に一回は本当に緩んでないかガンネルのレールを外してみてますがほとんど緩みがないのでこの頑丈さという点は他社より間違いないと思います。

 ハルの強度に関しても[ボート重量 – 1825 lbs.]これ他社のワイドビーム艇と比べても同じような重量で、輸入した際のボート屋さんのコメントでも「めちゃくちゃ分厚い」とコメントをもらったのでおそらく間違いないのだろうと思います。ただ、他社でもハルにクラックが入ると言うことはめったにないと思うのでどこまで頑丈かというのは未知数です。またガンネル上に関しては他社と同じく普通にヘアクラックが入るので「BASSCATはヘアクラックも入らない!」という噂はハルに関しては正解、ガンネル上は都市伝説です。普通にデッキの角とかにはヘアクラックが入ります。

スピードが速い

 これも正解だと思います。実際私と同モデルでパワーポールなしであれば80マイル出るようなので相当なもんです。ただ、ぶっちゃけ琵琶湖で75マイル以上出すのは腕も必要ですし、自分にはとても踏み切れません。。。最近では他社でもスピードが出るボートも増えてきてますのでその差は数マイルですが、関東の標高が低くてロングランの必要なフィールドでは相当なメリットだと思います。

デッキレイアウト

 最もBASSCATで特徴的だと思う、デッキレイアウト。エレキのペダルの位置は他艇と比べて30㎝は前にあると思います。これによってロングロッドを並べても立ち位置よりかなり後ろにロッドがあり、ナロービームなのに足元は広いです。

 また、単純に「30㎝前で釣りができる」というのはシャローでは非常にありがたく、バスに30㎝近づけると同義なのでカバー打ちには最適なボートだと言えます。

 そして、PUMAシリーズの特徴「ネットストレージ」これが使い始めると超便利!ファイト中にも簡単にネットをストレージから出せます。サイズも直径60㎝の大型ネットも収納できます。

パーツ供給がしっかりしている

 よく他社のバスボートであるのが少し前のモデルになるとパーツがない。特によく話題になるのがコンソールのウィンドウシールド。BASSCATに関しては20年以上前のモデルであってもウィンドウシールドをまだサポートされており、一部電装系も供給してもらえます。この辺りがユーザー満足度が高い理由だと思います。

2009 BASSCAT PUMA FTDの悪い点

とにかく静止安定性悪い!

 揺れます!止まりません!キャビります。沖で止まって釣りするのがメインの方なら52インチULTREXが必須のボートだと思います。自分はシャローの釣りも大好きなので52インチではなく45インチのFORTREXを使っていますがまあスタンヘビーでキャビります。

 よく友人のRanger518(2000年モデルの18.9ft)と並んで釣りをしますが、友人はエレキをほぼ踏まずステイして釣りしてますがこっちのPUMA FTDはエレキを頻繁に踏まないとキャビって流されていきます。おそらく静止安定性に関しては17ftクラスのRangerボートと変わらないのではと思ってしまいます。

 よく、古いナロービームのチャンピオンの静止安定性は悪いと言われますが、同等かそれ以上に悪いのでは・・・と思うときがあります。

電気系が複雑すぎる!

 これは本当に自分の感想なのですが、このFTDモデルはBASSCATの中でも上位機種なので「とにかく装備が豪華」なんです。ステレオやLEDライトなどがいたるところに配線されていてそれがアクセサリ系の電源ラインにまとめられており超複雑なんです。さらにそのアクセサリ系の電源ラインに魚探が接続されているので数年でケーブルの劣化や電気系のトラブルで電圧が落ちる落ちる。。。結局魚探専用に電源ラインを引き直すはめになるんですが、また超きれいにケーブル類を見えないガンネル裏にしか配線できないようになっており、素人ではメンテナンスできません。ある程度は自分で魚探の配線をしたくてもできないのでもう少しこの辺りはメンテナンスしやすいように大きめのホールや作業性のいい電源ラインの取り回しをしてほしいです。

まとめ

 静止安定性さえ我慢できれば非常に良いボートだと思います。「荒れた湖を走り回る」、「シャローカバーを年中打つ」「静止安定性がそれほど必要ない」と言う人には最適なボートかもしれません。逆に琵琶湖でいえば「南湖メインで北湖にほとんど行かず、シャローカバーなんてほとんど打ちません」と言う人には他のボート選んだほうがいいのでは?と思うくらい静止安定性は良くないです。

 一部情報でバッテリー位置を標準ではなくずらしたり工夫されているようです。静止安定性に関してはたまに沖でステイしている他のBASSCATを見ても自分のボートより劇的に良さそうな感じは受けないのでBASSCAT全般に言えることかなと思います。

 ただ、最近のBASSCATのワイドビーム艇(LINX、CARACAL)に関しては乗ったことがないので走りや静止安定性についてどうなっているのか非常に興味があります。

 たまに「BASSCATすごくいいらしいですね!」と声をかけていただくこともありますが、正直な感想を長々と書いてみました。円高も進んでますのでバスボートを購入検討される際には本当に自分に合ったボートなのか?いろいろなディーラーさんで試乗して考えてください。