先日行ってきた2019大阪フィッシングショウネタですが、正直「ヴァンキッシュ以外ってあんまり見るものないな」と事前に思っていたんですが、行ってみると新たな発見があるものです。その中でも「コレは!」と思ったのがYGKよつあみ様のOLLTOLOS(オルトロス)。ヴァンキッシュは頭から良いと思って見に行ったので感動もそれなり(と言ってもすごく良かった)でしたが、失礼な話OLLTOLOSはそれほど期待せずに触ったのでかなり感動しました。ここ何年もフロロはシーガー、PEはSUFIX832を使ってきましたがまず「PEは」確実にOLLTOLOSを購入すると思うくらい触った感じは良かったです。
※OLLTOLOS(オルトロス)FC購入後のインプレはこちら
※OLLTOLOS(オルトロス)PE購入後
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OLLTOLOSとは
YGKよつあみの新ブランドで木村健太プロ監修のモデルです。当日も木村健太プロが熱くOLLTOLOSに関して話されていました。
フロロとPEが発売予定で両方とも触ってきましたがすごく良い印象でした。特にPEの方はすでに8年愛用しているSUFIX832から変更とか今まで考えたことがなかったですが、確実に今年販売されたらすぐに購入して試そうと思うラインでした。
OLLTOLOS PE
上記記事でも書いていますが、私はフリッピングやパンチングでPEを使う際に重要だと思っているのは「ラインのコシ」。
※前回記事より
糸鳴りがマシでも柔らかくコシがなければテンポよく打ちにくいことが多く、ある程度ゴワゴワしたハリがあるほうがカバーの抜け・入りもよいと感じてます。
なので、国産8本撚りのPEラインのほうが強度も高く6号で100lbとかあるのですが、あのアメリカンな超ゴワゴワのPEが大好きなのでこれまでもずっとSUFIX832を愛用していました。で、このOLLTOLOS PEはそれを上回るゴワゴワ(笑)。多分国産PEしか使ったことがない人だと「なんだこれ?」ってレベルです。シマノがPOWER PROを取り扱いだした時の4本撚りのPOWER PROなみにゴワゴワです。
以前は「PEラインが痛んだからラインをカットや巻き替え」ではなくラインの表面処理?コート?が取れてPEのコシが無くなってきたらラインの先端をカットして使ってきました。このOLLTOLOS PEは表面処理がシリコンとのことでどれくらいラインのコシが持続できるか楽しみでしょうがありません。メーカーの方とお話したところPEは6月以降の販売とのことで、春のフリップには間に合いませんが夏のパンチングシーズンには間に合いそうです。
技術的なところではラインの芯になるPEに対して回りを編み込むなど、すごく色々こだわられていましたが、そのへんは割愛(笑)。国産PEで「糸鳴りがマシで」「6号100lb」「ラインのコシはアメリカンPEライン級」となればようやくPEラインを変更するかもしれません。
OLLTOLOS PEの価格
価格も未定ですがおそらく実売は60mで2000円前後では?とのことなので、自分的は長持ちすればOKかなと思います。
OLLTOLOS FC(フロロカーボン)
説明には色々とこだわりが書かれており、実際メーカーの方も技術的なところに自信がおありな感じでしたがまとめると。
- 固いフロロ原糸に操作性のよい?フロロをカバー。その後ラインコーティングしている3層構造。
- 個人の手で引っ張った感触なんでいい加減かもしれませんが、伸びは他社メーカーの固い系フロロカーボンラインと比べて同等かそれ以上に伸びが少なそうな感じ。
- ラインの表面がささくれ立っても最後まで耐えてくれる耐久性
- 固いフロロ原糸のわりに柔らかい。
普段シーガーのフロロマイスターを愛用しているような自分がフロロを語るのは難しいく、高級な固いフロロはスピニングの5lbまでしか使わないので展示の12lbの伸びと比べるのが難しいですが、本当に伸びが少ない印象でした。メーカーの方の説明でも「固いフロロ原糸のわりに柔らかい。」とのことでしたが自分には「固ったいラインやな~」と言う印象。普段からかなり固いフロロを使われている人だと柔らかいのかもしれません。
OLLTOLOS FC(フロロカーボン)の価格:
定価が2000~2200円とのことですが巻きが100m巻きのみ!個人的にベイトは75mくらいで巻きたいのでちょっと使いにくいな・・・って感じです。50mの2回では下巻きをしていても心もとないので150m巻きか300m巻きが欲しいところです。
OLLTOLOS FC(フロロカーボン)の説明文
(社)日本釣り用品工業会糸径に究めて準じたマテリアル質量を持つ、単位断面積強度が最高レベルのフロロカーボン原糸です。3号 dia0.293㎜=13.3lb+。この原糸にYGK特殊技術であるα1+加工を施し、糸径誤差が殆どなく最高強度が安定し、なのスクラッチなどが入りにくい”せん断強度”をもたらし、突発的な外因性ダメージに夜突然のラインブレイクへの対抗性を保持し、最高相互到達点を意図的に設定することが可能となり、フィールドから得られた膨大な情報とYGKビッグデータをもとにトライ&エラーを観光し、カバーやストラクチャーにたいするラインの巻き付きなどを高次元で回避する直線性・張りを持たせながらリールスプール上でごわつかず躊躇なく渾身のフルキャストを決められます。硬質であるが柔らかい、この相反性能を見事に突き抜けたのがオルトロスFCである。
1文が長い!(笑)書いていてしんどくなりました。
まとめ:
PEは100パーセント、FCもたぶん試すと思います。PEはラインで久々にすぐに試したいと思うくらい好印象でした。木村健太プロとメーカーの方がしっかりとコミュニケーション取れていないと絶対あんなゴワゴワPEの販売なんてないと思うので、製品版に非常に期待しています。